フライスカッターは、フライス加工に使用される1枚または複数枚の刃を備えた回転工具です。動作中、各刃はワークピースの余分な部分を断続的に切削します。エンドミルは主に、平面、段差、溝、成形面の加工、およびフライス盤でのワークピースの切断に使用されます。
フライスカッターは、機能の違いに応じて次のように分類されます。
フラットエンドミル:
軽量エンドミルとも呼ばれます。平面、側面、溝、および互いに直交する段差面の中仕上げおよび仕上げによく使用されます。エンドミルの刃数が多いほど、仕上げ効果は向上します。
ボールエンドミル:刃先形状が球面であることからRエンドミルとも呼ばれ、様々な曲面や円弧溝の中仕上げ・仕上げ加工によく使用されます。
丸ノーズエンドミル:
主に直角の段差面やR角の溝の加工に使用され、中仕上げ、仕上げ加工に多く用いられます。
アルミ用エンドミル:
すくい角が大きく、バック角も大きく(歯が鋭く)、螺旋も大きく、切りくず排出効果が良いのが特徴です。
T字溝フライスカッター:
主にT溝、横溝の加工に使用します。
面取りフライスカッター:
主に金型の内孔や外観の面取りに使用します。面取り角度は60度、90度、120度です。
内径Rフライスカッター:
凹面アークエンドミルまたは逆 R ボール カッターとも呼ばれ、主に凸面の R 形状の表面をフライス加工するために使用される特殊なフライス カッターです。
皿頭フライスカッター:
主に六角穴付きネジ、金型エジェクタピン、金型ノズルの皿穴などの加工に使用します。
法面カッター:
テーパーカッターとも呼ばれ、主に通常の刃物加工後のテーパー加工、金型の抜き代加工、ディンプル加工に使用されます。工具の傾斜は片側で度単位で測定されます。
ダブテール溝フライスカッター:
燕尾形のような形状をしており、主に蟻溝面のワークの加工に用いられます。
投稿日時: 2024年10月26日