通常、工作機械の作業台にバイスを直接置くと、バイスが曲がってしまう場合があり、バイスの位置を調整する必要があります。
まず、左右の2本のボルト/プレッシャープレートを軽く締めてから、そのうちの1本を取り付けます。
次に、キャリブレーションメーターをボルトが固定されている側に傾け、ハンドホイールでY軸を動かします。キャリブレーションメーターのボールヘッド部分がバイスのジョーに接触していることを確認した後、キャリブレーションメーターの指針が「0」を指すようにキャリブレーションメーターのダイヤルを調整します。
次に、X軸を動かします。移動中に、読み取り値が大きすぎて校正メーターのストロークを超えそうな場合は、バイスがハンドルを固定している位置をゴムハンマーで軽く叩きながら移動させてください。読み取り値が小さい場合でも、心配はいりません。ジョーの反対側に移動する際に調整できます。
上記の2つの手順を、ジョーの両側の校正メーターの指示値が一致するまで繰り返します。最後に、すべてのボルト/プレッシャープレートを締め付け、締め付け後もバイスが真っ直ぐになっていることを確認するために最終測定を行います。これにより、安心して加工を行うことができます。
投稿日時: 2024年11月4日